英検準1級は「大学中級程度」の英語力が求められる資格試験です。
英語を専門的に学びたい高校生や、医学部・難関大学の志望者にとっては、大きなアドバンテージとなる資格です。
実際に準1級を突破すれば、大学入試での加点や出願資格として活用できる場面が多く、英語力の証明として社会的にも評価されます。
一方で、合格率は2級よりも低く、しっかりとした学習計画が不可欠です。
本記事では、準1級の出題範囲や難易度、合格に必要な力、効率的な学習ステップを解説します。

準1級の出題範囲と難易度

準1級は「実用的かつ学術的な英語力」が求められる点で、2級までとは大きく異なります。
出題範囲と特徴を整理すると以下のようになります。

  • リーディング
    ・学術的・時事的な長文読解(科学、医療、環境、国際関係など)
    ・文章量が多く、段落構造を意識した読解力が必要
  • リスニング
    ・講義形式やインタビュー形式など、より複雑な内容を聞き取る問題
    ・要点だけでなく、ニュアンスや意見の違いを理解する力が試される
  • ライティング
    ・100〜120語のエッセイ問題
    ・社会的なテーマに対し、自分の意見を2つの理由で展開し、論理的にまとめる力が必須
  • スピーキング
    ・社会問題や抽象的テーマに関するプレゼンテーションと質疑応答
    ・自分の考えを根拠とともに英語で説明できる力が求められる

準1級の合格率は 15〜20%前後 とされ、難易度は2級に比べて大幅に上がります。
語彙数は
7,000〜8,000語レベル が必要とされ、ここが大きな壁になります。

語彙・長文読解に必要な力

準1級では、語彙力の不足が合否を大きく分けます。
特に専門的な分野や抽象的なテーマでの読解力を養うことが不可欠です。

語彙力強化のポイント

(1)分野別語彙を学ぶ:医療・科学・環境・経済などの分野ごとに単語帳を整理して覚える
(2)コロケーションの習得:単語単体でなく、よく使われる語の組み合わせ(例:play a crucial role in …)を覚える
(3)多読と精読のバランス:ニュース記事やエッセイを読み、意味の推測力を鍛える

長文読解に必要な力

準1級の長文は1題あたりの分量が多く、設問も難解です。対応するには以下の練習が有効です。

(1)段落ごとの要旨を素早くつかむ
(2)設問ごとに本文の根拠を確認する習慣をつける
(3)要約練習を行い、長文の本質を短く表現するトレーニングを積む

これらは大学受験の最難関レベルの問題にも直結する学習です。

合格するための学習計画

準1級は範囲が広いため、計画的に学習を進める必要があります。

ステップ1:基礎の徹底

  • まずは2級レベルまでの語彙・文法を完全に仕上げる
  • 中学・高校内容を取りこぼしなく復習する

ステップ2:実践的な演習

  • 過去問演習を通じて、出題形式に慣れる
  • ライティングは添削を受けながら論理展開の型を身につける
  • リスニングはニュース音源やポッドキャストを活用して耳を慣らす

ステップ3:トリプレットでの学習サポート

トリプレットでは、通常レッスン内でリーディング・ライティングを扱い、アプリを活用してリスニング・スピーキングを強化します。
特に準1級レベルでは、次のような工夫を行っています。

  • 個別弱点診断:入塾時に詳細なチェックを行い、語彙不足・読解の癖・文法の穴を特定
  • 徹底的な復習:中1から積み残している部分を洗い出し、短期間で基礎を再構築
  • エッセイ指導:準1級ライティングに必要な論理展開を練習し、添削で改善を重ねる

生徒さんの声として、「通塾中におかげ様で英検準1級に一発合格出来ました。それにより国際キャリア学科に学内推薦を受ける事が出来ました。」「中学英語を復習してしっかり基礎が固まったおかげでその後成績が伸び、高3夏には英検準1級(スコア2464)に合格。そして上智の推薦入試に合格できました」という体験も寄せられています。

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まとめ

英検準1級は、2級からさらに一段階レベルが上がる試験で、合格すれば大学入試や将来のキャリアにも直結する価値ある資格です。
語彙力の大幅な強化と、長文読解・ライティング・スピーキングをバランスよく鍛えることが成功の鍵です。
高校2年生や3年生からでも十分に合格を狙えるため、計画的に学習を進めていきましょう。
トリプレットの個別指導では、一人ひとりの弱点を洗い出し、最短距離で準1級合格を目指すプランを用意しています。

よくある質問

Q. 準1級はどのくらいのレベルですか?

A. 大学中級程度の英語力が求められます。TOEIC換算で700〜800点程度に相当すると言われ、語彙数は7,000語以上が必要です。

Q. 高2・高3から間に合いますか?

A. はい、十分可能です。2級をすでに取得している場合、基礎が固まっていれば1年以内の合格も狙えます。特に受験勉強と並行して学習することで、大学入試に直結した力を養えます。

Q. 体験授業で準1級レベルの指導は受けられますか?

A. 可能です。トリプレットでは入塾前の無料お試しレッスンで学力を徹底チェックし、準1級に必要な語彙・文法・読解力の不足部分を明確にします。その結果をもとに、個別に最適な学習プランを提示し、効率よく合格を目指せます。