英語長文が苦手！を克服する勉強法

2025.10.31

勉強法と成果

「英語長文になると途端に手が止まる」「最後まで読み切れないまま時間切れになる」。
そんな声は中高生の英語学習において非常によく聞かれます。
文法や単語を覚えているのに、長文になると得点につながらない―それには明確な理由があります。
本記事では、英語長文が苦手になる原因から、克服のための具体的な学習法までを整理します。

英語長文が苦手になる原因とは

英語長文が苦手だと感じる生徒さんの多くは、以下のような課題を抱えています。

語彙量不足：知らない単語に引っかかり、文章全体の意味をつかめない。
精読に偏りすぎ：一語一句を丁寧に追いすぎて時間が足りなくなる。
段落構成を意識できていない：要点を把握できず、設問に正しく対応できない。

さらに大きな原因として、中1英語の基礎が不完全なまま進んでしまうことがあります。

昔から「学校英語は受験や英会話で役立たない」と言われることがありますが、それは誤解です。
実際、東大の試験問題に出てくる英単語や文法も、中学1年生で学ぶ内容が中心です。
基礎を徹底して身につけていれば、難関大の英語でも十分に対応できるのです。

ところが、多くの生徒さんが中1の内容を「理解したつもり」で終えてしまい、その後に積み上げるはずの中2・中3、高校英語の学習でつまずきやすくなります。

トリプレットでは、この誤解を解くために「学校英語」を徹底的に覚え、理解し、自由自在に使えるように指導しています。
その結果、中1英語をマスターした生徒さんは、大学受験はもちろん、将来のビジネス英語でも活躍できる確かな力を築いています。

時間内に読み切るためのコツ

長文読解を制限時間内に解き切るには、読むプロセスを定型化することが重要です。

段落の要旨を先に押さえる
・各段落で「誰が」「何を」「なぜ」を簡単にまとめる。
・要約を意識することで、文章全体の流れを見失わない。
設問先読みで意識を集中
・設問を先に確認してから本文を読む。
・「何を探すべきか」が分かるだけで読解速度が大幅に上がる。
根拠を示して答える癖をつける
・正解には必ず本文内に根拠がある。
・感覚や勘で選ぶのではなく、設問と根拠を線でつなぐ意識を持つ。

これらを習慣化することで、無駄な読み直しが減り、制限時間内での完答が可能になります。

克服するための学習法と練習ステップ

長文が苦手な生徒さんは、「読む練習」をただ繰り返すだけでは力がつきません。
具体的なステップを踏んで学習を進めることが大切です。

中学レベルの基礎を完成させる
・文法の穴や必修語彙を徹底的に補う。
・中1〜中3の英文法を「即答できる」レベルにまで仕上げる。
段落ごとの要約練習
・長文を段落単位で読み、和文1〜2行にまとめる練習を繰り返す。
・内容一致問題や要約問題に強くなる。
演習＋フィードバックのサイクル
・過去問演習を行い、解答根拠を講師と一緒に分析。
・間違いの原因を「語彙不足」「要約不足」「設問分析不足」に分類して改善。