大学受験に必要な英作文の書き方
大学受験の英語試験では、読解力や文法力に加えて英作文の力が合否を左右するケースが増えています。
自由英作文や和文英訳を通して、英語を正確に使いこなす表現力が求められるためです。
しかし、いざ文章を書こうとすると「何を書けばよいか分からない」「日本語の直訳になってしまう」といった悩みを抱える受験生は少なくありません。
本記事では、大学受験における英作文の位置づけ、良い文章を書くための構成や表現力、さらに添削指導を活用した学習法について詳しく解説します。
大学受験における英作文の位置づけ
英作文の出題形式は大学によって異なりますが、大きく分けて以下の3種類があります。
- 和文英訳:日本語の文章を自然な英語に直す形式
- 自由英作文:テーマに沿って意見や考えを自分の言葉で述べる形式
- 要約・エッセイ型:英文を読んで内容を要約し、自分の意見を加える形式
なぜ英作文が重要なのか
- 大学が求める力を直接測れるから
単語や文法の暗記ではなく、論理的に考え、自分の意見を整理して発信する力が試されます。
- 国際化への対応
入試で英作文を課す大学は、英語での発信力を重視しているケースが多く、合格後も英語論文や留学で活かせます。
- 得点差がつきやすい
記述式のため、選択問題に比べて点差が開きやすく、対策次第で一気に有利になります。
特に慶應・上智・国公立二次試験では英作文の配点比重が高く、「合否を分けるパート」といえるでしょう。
良い英作文に必要な構成と表現力
英作文は「正しい文法で書く」だけでは十分ではありません。論理の一貫性や説得力のある表現が求められます。
(1)構成を整える
自由英作文では、次のような流れを意識すると書きやすくなります。
- 導入(Introduction):テーマに対して自分の立場を明確にする
- 本論(Body):理由や根拠を2〜3点挙げる
- 結論(Conclusion):もう一度意見をまとめ、簡潔に締める
例えば「部活動は高校生にとって必要か」というテーマなら、
- 賛成:体力・協調性の向上/学業との両立経験
- 反対:学習時間の不足/怪我や精神的負担
のように整理すると、書きやすくなります。
(2)表現力を高める
- 基本文型を正しく使う:難しい文法より、中学英語の型を正確に使う方が得点につながる
- 接続詞・表現のバリエーションを増やす:for example, moreover, on the other hand など
- 語数を意識する:指定語数に合わせて、内容を膨らませたり簡潔にまとめる
(3)避けたいミス
- 日本語を直訳して不自然な英語になる
- 文法やスペルの単純ミス
- 意見が曖昧で論点がずれる
良い英作文は「正確さ」と「わかりやすさ」の両立が鍵です。
添削を活かした練習方法
独学での英作文は限界があります。ミスなく書いたつもりでも、文法や表現の誤りに自分では気づけないからです。
(1)添削を受けるメリット
- 自分では見落とす弱点を発見できる
- より自然な表現を学べる
- 論理展開や構成の改善点を具体的に知れる
(2)トリプレットでの指導例
トリプレットでは、生徒さんのレベルや進路希望などに合わせて段落要約や英作文練習を授業に取り入れることが可能です。
英検2級・準1級のライティングでは有償オプションとして 「預かり添削」 を実施。講師が一文ずつ丁寧に添削し、改善点を講評することで確実に力がつきます。
▶トリプレットの英検対策の詳細はこちら
また、授業中は「宿題」に頼らず、その場で繰り返し練習。
- シンプルな英文から正確に
- 理由・事例を加えて説得力を増す
- 過去問演習で実戦感覚を磨く
とステップを踏みながら指導していきます。
(3)学習の進め方
- まずは短文を正確に書くことからスタート
- 段落構成を意識したエッセイ練習へ進む
- 添削を受けたら必ず「書き直し」して定着させる
添削と修正のサイクルを繰り返すことで、短期間でも表現力は大きく向上します。
まとめ
大学受験で英作文は、読解力や単語力と並んで大きな得点源になり得る分野です。
- 出題形式を理解し、位置づけを把握する
- 構成を整え、表現力を磨く
- 添削指導を受け、正確さと論理性を高める
トリプレットでは、英検から大学入試まで一貫してライティングを強化できる指導体制を整えています。
生徒一人ひとりのレベルや目標に合わせた指導で、「書ける英語」を自信に変えていきます。
よくある質問
Q1. 自由英作文は添削してもらえますか?
A. はい。通常授業での指導に加えて、英検2級・準1級のライティングでは有償オプションで「預かり添削」を実施しています。講師が1本ずつ丁寧に添削し、語彙や構成の改善点を具体的にフィードバックします。
Q. 英検と大学受験の英作文対策を同時にできますか?
A. 可能です。どちらも「構成力」「表現力」を鍛える点で共通しています。英検のライティング練習は、大学受験の自由英作文対策としても効果的です。







