英検二次試験 面接のよくある質問と対策
英検は一次試験(筆記・リスニング)を突破すると、二次試験として 面接形式のスピーキングテスト が行われます。
特に準2級以上では面接が合否を左右する大きなポイントとなり、「一次試験には合格したのに、二次試験で落ちてしまった」という声も少なくありません。
保護者の方からも「人前で話すことが苦手」「質問を聞き取れなかったらどうしよう」といった不安を伺うことがあります。
本記事では、英検二次試験の流れと出題形式、よく問われる質問、そして効果的な練習方法を詳しく解説します。
二次試験の流れと形式
英検二次試験の面接は、受験級によって形式が大きく分かれるのが特徴です。ここでは主な流れを整理します。
- 試験時間:1人あたり約5〜7分(級によって変動)
- 試験官:基本的に1名、準1級以上は2名のネイティブまたはバイリンガル試験官
- 試験内容の流れ:
- 簡単な挨拶と自己紹介
- カードの黙読(20秒程度)
- パッセージの音読
- 音読内容に関する質問(1問)
- 絵やイラストを使った説明問題
- 日常生活や社会的テーマについての質問(2〜3問)
- まとめの挨拶
- 簡単な挨拶と自己紹介
例えば準2級・2級では、 音読+質問+イラスト説明+意見表明 が基本形式。
準1級になると、社会問題や抽象的テーマに関するディスカッションも出題され、より高度な思考力と英語運用力が必要です。
面接で問われる内容
二次試験で評価されるのは単なる「会話力」ではなく、以下のような観点です。
- 発音・イントネーション・リズム
流暢さだけでなく、自然なアクセントで話せているかを確認されます。
- 内容の一貫性と論理性
Yes/Noだけで終わらず、理由を添えて答える姿勢が重要です。
- 表現の幅と語彙力
シンプルな単語だけでなく、多様な表現を使い分けられるか。
- リスニング力
質問を正しく理解できているかも評価対象。
特に高校受験や大学入試で英検を利用する場合、二次試験の得点は合否に直結するため、「聞かれやすい質問にどう答えるか」 を意識した準備が欠かせません。
よく出る質問例
- What did you do last weekend?
- Do you think students should use smartphones at school?
- What is your opinion about environmental issues?
これらは学年や社会に関する身近なテーマが多く、事前に想定して練習することで安心感が得られます。
準備の仕方と練習法
「面接は慣れが大事」とよく言われますが、ただ場数を踏むだけでは十分ではありません。
効果的に準備を進めるためのポイントを紹介します。
(1)試験形式に慣れる
- 過去問集や模擬問題を活用し、音読・質問回答の流れを体験しておく。
- 実際の試験時間に近いペースで練習することで、本番でも落ち着いて取り組めます。
(2)理由づけをセットにする
- 「Yes.」「No.」だけでは不十分。必ず 「because〜」 をつける練習を習慣化します。
- 例えば「環境問題は深刻だと思うか?」と聞かれたら、
(1)Yes.
(2)Because we are facing the serious global warming.
(3)I think recycling is important.
という3ステップで答えると評価が高まります。
(3)声に出して練習する
- 英語は黙読よりも「口に出す」ことで定着します。
- 録音して自分の発音やイントネーションを客観的に確認すると改善が早まります。
(4)本番を想定した模擬面接
- 家族や先生に試験官役をお願いする。
- 実際に入室から退室までを通して練習すると、本番の緊張が和らぎます。
まとめ
英検二次試験(面接)は、短時間で 聞く力・話す力・表現力 を試される試験です。
合格のカギは「形式に慣れること」と「理由を添えて答えること」。
そして声に出して繰り返し練習することで、自信を持って臨むことができます。
トリプレットでは英検専門コースは設けていませんが、一次・二次に共通する 英語の基礎力強化 を重視した授業を行っています。
基礎がしっかりしていれば、面接で求められる表現力も自然に伸びていきます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 面接で緊張してしまう子でも大丈夫ですか?
A. はい。面接はほとんどの生徒さんが緊張しますが、練習を重ねることで対応できます。まずは試験形式を理解し、模擬面接を繰り返すことで「流れがわかる安心感」を得ることができます。
Q2. よく出る質問(面接)に対応できますか?
A. 対応できます。定番のテーマやよく問われる質問は事前にリストアップし、練習していきましょう。重要なのは「理由を添えて答える」練習を繰り返すこと。これにより得点につながる答案が作れます。
Q. 体験授業で面接練習はできますか?
A. 体験授業(最大8日間)は、現在の学力を診断し最適な学習プログラムを提案するためのものです。英検専門の面接対策を行う場ではありませんが、基礎力を測定したうえで、総合的に英語力を底上げする方針を示します。その過程で、面接を含む「話す力」にどうつなげていけるかもアドバイスしています。
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