高1・高2から始める大学受験の英語勉強法
大学受験の英語は、入試全体の中でも配点が高く、合否を大きく左右する科目です。
そのため、高3になってから慌てて対策を始めるのではなく、高1・高2の段階から計画的に学習を進めておくことが重要です。
基礎を盤石にすることで、応用問題や長文読解、英作文への対応力が格段に上がり、志望校選びの幅も広がります。
ここでは、高1・高2から始めるべき英語勉強法と、そのメリットについて解説します。
高1・高2で身につけておくべき英語力
大学受験で必要とされる英語力は、単に知識量だけではなく「理解・運用・スピード」を伴った力です。
特に高1・高2の段階では以下の基礎力をしっかり固めておくことが求められます。
- 単語力:英検2級〜準1級レベルを目安に、基礎語彙を早期にマスター。
- 文法力:中学〜高校基礎文法を100%定着させ、誤用のない英文を組み立てられる力。
- 読解力:教科書レベルの英文をスピード感をもって理解できるリーディング力。
- リスニング力:共通テストや英検で高配点となるため、耳慣らしを継続する習慣。
これらを高2までに習得しておくと、高3以降は過去問演習や志望校別対策に専念でき、他教科とのバランスも取りやすくなります。
大学受験を見据えた早期学習のメリット
高1・高2からの早期学習には、次のようなメリットがあります。
- 志望校選びの幅が広がる
高2の時点で基礎英語力を固めておけば、共通テスト模試や英検の結果を参考に志望校を現実的に絞り込むことができます。まだ志望校が決められない人でも「自分の英語力の立ち位置」を知ることで、選択肢を広く持てます。
- 他教科の学習時間を確保できる
英語の基礎を早めに仕上げれば、高3からは数学や理科、社会など他科目に集中できます。これは医学部や難関私大を目指す場合に特に有利です。
- 資格試験を活用できる
英検準1級や2級を早期に取得しておけば、大学によっては出願資格や加点に直結します。例えば上智大学や立教大学などは英検利用入試を積極的に採用しており、受験戦略の幅が広がります。
学年別おすすめ勉強法
学年ごとに重点を置くポイントは異なります。ここでは、高1・高2の具体的な学習ステップを整理します。
高1:基礎力を100%に仕上げる
- 中学英語の徹底復習:不安がある単元は遡ってやり直し、抜けをゼロにする。
- 単語・熟語の暗記習慣を確立:通学時間に10単語、寝る前に復習など小分けで積み重ねる。
- 基本文法の使いこなし:問題集を繰り返し、誤答を徹底的に潰す。
- リスニングに触れる習慣:NHKラジオ英会話や英検の過去問リスニングを毎日15分。
この段階で「基礎を曖昧にしない」ことが、後の読解力や英作文の土台になります。
高2:応用力と実戦力を高める
- 長文読解の練習:週3本程度、共通テストレベルの英文を速く正確に読む。
- 自由英作文の練習:英検2級〜準1級のライティング課題を使い、意見・理由・例の型を定着。
- 模試・過去問で弱点発見:定期的に演習を行い、読解スピードや語彙不足を洗い出す。
- 英検準1級を目指す:英検合格を足がかりに、大学入試でも有利なスコアを確保。
こうしたステップを踏むことで、高3では志望校別の過去問演習に集中でき、合格可能性が大きく高まります。
まとめ
高1・高2からの英語学習は、ただ「早く始める」というだけでなく、受験全体を見据えた戦略的な取り組みです。
基礎の徹底→応用力の強化→資格活用と進めることで、志望校の幅を広げ、他科目との両立も実現できます。
早期に英語を完成させ、余裕を持って高3を迎えることが合格への近道です。
よくある質問
Q. 高1からの入塾で受験対策は早すぎませんか?
A. 決して早すぎることはありません。高1で基礎を固めれば、高3では応用や過去問演習に集中でき、他科目に余裕を持って取り組めます。中学英語の抜けはとにかく早く埋めるに越したことはありません。
Q. 高2からでも志望校に間に合いますか?
A. 高2から本格的にスタートする生徒さんも多いです。必要に応じて中学英語から遡り、半年〜1年で基礎を完成させるカリキュラムを組むことで、志望校対策に十分間に合います。
Q. 体験授業で学年に合ったカリキュラムを提案してもらえますか?
A. はい。体験授業では学力診断を行い、一人ひとりに必要な通塾時間や学習ステップを提案します。学年だけでなく、現在の実力や志望校に応じて柔軟にプランニングします。
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